目次:http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/

他のレガシー解説記事:
 http://himajin.diarynote.jp/201103020030102939/ (除去、置物対策)
 http://himajin.diarynote.jp/201103020030176215/ (ドロー、妨害)
 http://himajin.diarynote.jp/201103020030386197/ (アーキタイプ)


レガシーというフォーマットが何かについてはWikiって下さい。
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%BC

ヴィンテージと並ぶいわゆるエターナルのフォーマットの1つです。資金ややる気的にスタンのローテーションについていけない人やカジュアルプレイヤーにとっては、ローテーションのないレガシーは1度デッキを作ってしまえば微調整し続けるだけでずっとそのデッキを使えるので案外安価とも言われてますが実状はあまり知りません。
なんといってもカードプールの広さが売りで、好きなカードを中心にデッキが組め、現スタンと色の役割も違う時期のカードが使えるので、1つの色に注目してもいろんな効果のカードが使えます。


【カード選択】
カジュアルに楽しみたいのなら、自分の好きなカードや旧スタンで使っていたなど思い入れの多いカードを使えばいいでしょう。カジュアル以上の目線で楽しみたいなら、ある程度カードプールを把握してカード選択しなくてはいけません。以下はカジュアルでない本気のデッキを組みたい人向けの話です。

特に意識すべきことは、The Rockのようなグッドスタッフデッキを除くとコンボデッキでないならば必ずテンポアドバンテージかカードアドバンテージのどちらかは取れるデッキにすることです。またテンポアドバンテージを取りに行くならデッキ全体としてテンポのいいものにして、そうでないならパワーカードとアドバンテージカードをある程度入れないといけません。そうしないと、たいていのデッキはテンポやカードアドバンテージを容易にとってくるので、テンポ相手にはなすすべなくアドバンテージ対決でも負けてすぐに息切れさせられてしまいます。


【土地】
多色ならば《Bayou》などのデュアルランド、そして疑似5色ランドとも言われる《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》などのフェッチランドが必須です。しかし環境には《不毛の大地/Wasteland》《月の大魔術師/Magus of the Moon》《発展の代価/Price of Progress》《基本に帰れ/Back to Basics》を始めとする特殊地形対策や、《もみ消し/Stifle》という最悪のフェッチランド対策があるので、ただデュアルランドとフェッチランドを詰め込んだだけのマナ基盤では大体思い通りの動きはできません。基本土地がやはりひたすら強い環境であることは周知の事実でしょう。色事故の起きない程度に基本土地をいれ、それをデュアルランドやフェッチランドでフォローするのが安全です。特に《島/Island》と《山/Mountain》は置くだけで相手に色んな想像を与えられ、精神的なアドバンテージが強いカードです。

またマナ基盤としての土地以外にも、土地にはいろいろな役割があります。まず上にあげた特殊地形対策の特殊地形である《不毛の大地/Wasteland》、Sneak ShowやDredgeのファッティ対策である《Karakas》、打ち消されない墓地対策でサーチもしやすい《ボジューカの沼/Bojuka Bog》、墓地利用の《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》や《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》、打ち消されないクロックのミシュラランド、ドローの《地平線の梢/Horizon Canopy》やサイクリングランド、などなどデッキ次第で豊富な選択肢が土地の枠にはあります。土地の選択は非常に重要で、個々のカードアドバンテージで差が出ない状況でも土地の働きの違いで勝敗を分けることも少なくありません。


【特殊地形対策】
自分のデッキの特殊地形が少ないかまたは標準程度ならば積極的に特殊地形対策をしましょう。どの色でも入る《不毛の大地/Wasteland》やそれに加えて《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》での使いまわし、青なら《基本に帰れ/Back to Basics》やフェッチ対策の《もみ消し/Stifle》、赤なら《発展の代価/Price of Progress》、《月の大魔術師/Magus of the Moon》、《血染めの月/Blood Moon》、緑なら不毛を使いまわせる《壌土からの生命/Life from the Loam》、Goblinなら不毛に加えて《霊気の薬瓶/AEther Vial》と相性のいい《リシャーダの港/Rishadan Port》など。ただし不毛単体と違って他のカードはどれもデッキを選ぶので、不毛以外はそこまで積極的に採用しなくてもいいでしょう。
逆に特殊地形対策への対策も大切です。自分のデッキに基本土地を増やし、フェッチランドからはなるべく基本土地を持ってくることを心がけましょう。そのためには、デッキに入っている基本土地が3種類以上の場合はそのいずれへもアクセスできるように複数種類のフェッチランドを入れておくことも必要です。また直接特殊地形対策を対策するには、置物破壊や墓地対策もいいでしょう。というか置物対策や墓地対策は環境とメタがはっきりそれらを必要としない限り、基本的にしましょう。その他不毛を止める《真髄の針/Pithing Needle》もそこそこいいでしょう。

コメント

まんぷく太郎
2011年2月28日19:14

《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》は不毛を止めれなかったと思います

ひまじん
2011年2月28日19:49

しまった!Σ(゚o゚;)
破棄者でストンピィ系の《金属モックス/Chrome Mox》止められて以降破棄者に勝手に恐怖心覚えてましたw
やっぱり作業しながら徒然と文字を綴るのはよくないですね・・・

ご指摘ありがとうございます。

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