【カード紹介】《束縛/Bind》
2011年6月25日 カード紹介 コメント (4)目次:http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/
カード紹介一覧:http://himajin.diarynote.jp/201108012306394608/
デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
【特徴】
緑の《もみ消し/Stifle》、または《押しつぶし/Squelch》や《阻止/Interdict》です。緑に少ない打ち消し呪文の1つ。
【メリット】
・青くない
青くないデッキが明らかに青マナが出ない状況で打ち消しを構えられるというのは相手に警戒されないという点で大きな長所になります。特に打ち消しと無縁な緑単デッキで打ち消しを使えるという楽しさが一番のポイントです。
・2マナ
《もみ消し/Stifle》と違って《精神的つまづき/Mental Misstep》につまづかされません。また《虚空の杯/Chalice of the Void》と併用もできます。
・キャントリップ
打ち消し呪文がキャントリップということは、打ちようによっては簡単にカードアドバンテージにつながってくれます。また、相手の《霊気の薬瓶/AEther Vial》の起動型能力やアップキープでの《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のトップ操作能力、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の起動型能力や装備品の装備の装備能力、その他PWの忠誠度能力のように手札をリソースとして必要としない能力を消してテンポを取りにいってもカードアドバンテージを失わず、そして当然自分でそれらを使って打ち消すことで疑似サイクリングするという選択肢もあり、いずれも《もみ消し/Stifle》にはない使い方ですね。特に《霊気の薬瓶/AEther Vial》や《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のタップ能力の方はマナを使わないので楽に疑似サイクリングできます。
・起動型能力を打ち消せる
《もみ消し/Stifle》同様フェッチや《不毛の大地/Wasteland》の起動型能力を打ち消せばテンポとカードアドを両方得られ、そして相手に無警戒なところを意味の分からないカードで打ち消されたという精神的ショックを与えられるという《もみ消し/Stifle》以上の効果を生みます。特に《霊気の薬瓶/AEther Vial》入りビートや親和/Affinityの弱点である《破滅的な行為/Pernicious Deed》を打ち消しつつアドまで取れるのは素晴らしいですね。
【デメリット】
・青くない
《もみ消し/Stifle》や《押しつぶし/Squelch》や《阻止/Interdict》と違って《Force of Will》の餌にはなりません。
・2マナ
まず重いです。テンポを取るために相手のフェッチや《不毛の大地/Wasteland》を消そうとして2マナ残し続けるというのは、普通のデッキだと逆にこちらがテンポを失ってしまいます。また《呪文嵌め/Spell Snare》に打ち消されてしまうのも厄介です。
・起動型能力しか打ち消せない
《もみ消し/Stifle》と違って《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストームを止めたり《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》のcipをもみ消したり、《祖先の幻視/Ancestral Vision》や《超起源/Hypergenesis》をもみ消したりはできず、汎用性面では《もみ消し/Stifle》に大きく劣ります。
【使い方】
・青くないデッキに入れる
青いデッキに入れてしまったら1発目もケアされないという《束縛/Bind》のメリットもなくなり、代わりに《もみ消し/Stifle》や《押しつぶし/Squelch》や《阻止/Interdict》入れればいいということになりますね。《テフェリーの反応/Teferi’s Response》とかもありますし。まあ一応青いデッキに《束縛/Bind》を入れるのは《赤霊破/Red Elemental Blast》が効かないmana denial要素としてはいいかもしれませんが。
・2マナ立たせやすいビートデッキに入れる
《霊気の薬瓶/AEther Vial》でマナを使わずに動けるデッキや、《金属モックス/Chrome Mox》や《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》で1ターン目に2マナ構えられるデッキで使うのがいいでしょう。また1ターン目以降でもチャンスはあるので、《貴族の教主/Noble Hierarch》や《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》で3・4マナに届きやすいデッキにしたり、マナを立たせることをデッキに噛み合わせるようにインスタントや《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》や《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》のような瞬速持ちを多めに採用するのもいいでしょう。サイドからコントロールデッキ相手に《破滅的な行為/Pernicious Deed》や《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》対策として《束縛/Bind》を積むのも十分アリです。それらへの対策なら1ターン目に構える必要もありませんし、普通のビートの構成ですんなり入れられますね。《真髄の針/Pithing Needle》と違って先置きしなくていい反面狭いですが、決まった時のアドバンテージと気持ちよさは針以上です。
・《虚空の杯/Chalice of the Void》を使う
2マナであることの利点を生かし、《虚空の杯/Chalice of the Void》を使いましょう。特に《束縛/Bind》を使いやすいように《金属モックス/Chrome Mox》や《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》を採用しているならなおさらです。
・《もみ消し/Stifle》を代替できるようにする
これが《束縛/Bind》じゃなくて《もみ消し/Stifle》だったら・・という状況が多いと意味がありません。ストーム対策の《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》や石鍛冶パッケージ対策の《古えの遺恨/Ancient Grudge》なり《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》なりをメインやサイドに多めに積むなどして、《もみ消し/Stifle》とかいらなかったです状態にしましょう。
・疑似サイクリングできるデッキに入れる
《もみ消し/Stifle》ほどの汎用性はないので腐ってしまうというのが困りますが、《霊気の薬瓶/AEther Vial》や《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》などを積んで疑似サイクリングできるようにしておけば腐らずに済みます。
・2度目はケアさせる
ケアさせても強いのは《もみ消し/Stifle》と同じです。《束縛/Bind》が刺さる相手にはもちろん、《束縛/Bind》がそこまで効かない相手にもg1で勝負がほぼ決まっていたら疑似サイクリングで《束縛/Bind》を見せるのもアリです。撃っても大して効かない相手にケアさせて、一方こちらは一部なり全部なりを悠々サイドアウトしてるような状況になったら儲けものですね。
・オールプレイ能力を使う
《致死の蒸気/Lethal Vapors》や《上天の嵐/AEther Storm》のような起動コストの大きいオールプレイ能力を使わせ、《束縛/Bind》で打ち消すと気持ちよさそうです。勝ちにはつながりません。
【採用デッキの例】
白緑スタックス/Staxや白緑テンポ/Tempo、テンポ重視のエヴァグリーン/Eva Greenや親和/Affinityなどは構成を若干意識すれば《束縛/Bind》を活かせるでしょう。スタックス/Staxやテンポ/Tempoの《束縛/Bind》は土地拘束として非常に強力ですし、親和/Affinityがサイド後に《束縛/Bind》で《破滅的な行為/Pernicious Deed》を打ち消してきたら悶絶ものでしょう。
白緑束縛スタックスhttp://himajin.diarynote.jp/201103311647525293/
白緑束縛ポンザhttp://himajin.diarynote.jp/201103281816093527/
白緑アグロバインドhttp://himajin.diarynote.jp/201104290050101047/
カード紹介一覧:http://himajin.diarynote.jp/201108012306394608/
デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
《束縛/Bind》 (1)(緑)
インスタント
起動型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)
カードを1枚引く。
Counter target activated ability. (Mana abilities can’t be targeted.)
Draw a card.
【特徴】
緑の《もみ消し/Stifle》、または《押しつぶし/Squelch》や《阻止/Interdict》です。緑に少ない打ち消し呪文の1つ。
【メリット】
・青くない
青くないデッキが明らかに青マナが出ない状況で打ち消しを構えられるというのは相手に警戒されないという点で大きな長所になります。特に打ち消しと無縁な緑単デッキで打ち消しを使えるという楽しさが一番のポイントです。
・2マナ
《もみ消し/Stifle》と違って《精神的つまづき/Mental Misstep》につまづかされません。また《虚空の杯/Chalice of the Void》と併用もできます。
・キャントリップ
打ち消し呪文がキャントリップということは、打ちようによっては簡単にカードアドバンテージにつながってくれます。また、相手の《霊気の薬瓶/AEther Vial》の起動型能力やアップキープでの《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のトップ操作能力、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の起動型能力や装備品の装備の装備能力、その他PWの忠誠度能力のように手札をリソースとして必要としない能力を消してテンポを取りにいってもカードアドバンテージを失わず、そして当然自分でそれらを使って打ち消すことで疑似サイクリングするという選択肢もあり、いずれも《もみ消し/Stifle》にはない使い方ですね。特に《霊気の薬瓶/AEther Vial》や《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のタップ能力の方はマナを使わないので楽に疑似サイクリングできます。
・起動型能力を打ち消せる
《もみ消し/Stifle》同様フェッチや《不毛の大地/Wasteland》の起動型能力を打ち消せばテンポとカードアドを両方得られ、そして相手に無警戒なところを意味の分からないカードで打ち消されたという精神的ショックを与えられるという《もみ消し/Stifle》以上の効果を生みます。特に《霊気の薬瓶/AEther Vial》入りビートや親和/Affinityの弱点である《破滅的な行為/Pernicious Deed》を打ち消しつつアドまで取れるのは素晴らしいですね。
【デメリット】
・青くない
《もみ消し/Stifle》や《押しつぶし/Squelch》や《阻止/Interdict》と違って《Force of Will》の餌にはなりません。
・2マナ
まず重いです。テンポを取るために相手のフェッチや《不毛の大地/Wasteland》を消そうとして2マナ残し続けるというのは、普通のデッキだと逆にこちらがテンポを失ってしまいます。また《呪文嵌め/Spell Snare》に打ち消されてしまうのも厄介です。
・起動型能力しか打ち消せない
《もみ消し/Stifle》と違って《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストームを止めたり《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》のcipをもみ消したり、《祖先の幻視/Ancestral Vision》や《超起源/Hypergenesis》をもみ消したりはできず、汎用性面では《もみ消し/Stifle》に大きく劣ります。
【使い方】
・青くないデッキに入れる
青いデッキに入れてしまったら1発目もケアされないという《束縛/Bind》のメリットもなくなり、代わりに《もみ消し/Stifle》や《押しつぶし/Squelch》や《阻止/Interdict》入れればいいということになりますね。《テフェリーの反応/Teferi’s Response》とかもありますし。まあ一応青いデッキに《束縛/Bind》を入れるのは《赤霊破/Red Elemental Blast》が効かないmana denial要素としてはいいかもしれませんが。
・2マナ立たせやすいビートデッキに入れる
《霊気の薬瓶/AEther Vial》でマナを使わずに動けるデッキや、《金属モックス/Chrome Mox》や《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》で1ターン目に2マナ構えられるデッキで使うのがいいでしょう。また1ターン目以降でもチャンスはあるので、《貴族の教主/Noble Hierarch》や《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》で3・4マナに届きやすいデッキにしたり、マナを立たせることをデッキに噛み合わせるようにインスタントや《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》や《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》のような瞬速持ちを多めに採用するのもいいでしょう。サイドからコントロールデッキ相手に《破滅的な行為/Pernicious Deed》や《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》対策として《束縛/Bind》を積むのも十分アリです。それらへの対策なら1ターン目に構える必要もありませんし、普通のビートの構成ですんなり入れられますね。《真髄の針/Pithing Needle》と違って先置きしなくていい反面狭いですが、決まった時のアドバンテージと気持ちよさは針以上です。
・《虚空の杯/Chalice of the Void》を使う
2マナであることの利点を生かし、《虚空の杯/Chalice of the Void》を使いましょう。特に《束縛/Bind》を使いやすいように《金属モックス/Chrome Mox》や《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》を採用しているならなおさらです。
・《もみ消し/Stifle》を代替できるようにする
これが《束縛/Bind》じゃなくて《もみ消し/Stifle》だったら・・という状況が多いと意味がありません。ストーム対策の《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》や石鍛冶パッケージ対策の《古えの遺恨/Ancient Grudge》なり《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》なりをメインやサイドに多めに積むなどして、《もみ消し/Stifle》とかいらなかったです状態にしましょう。
・疑似サイクリングできるデッキに入れる
《もみ消し/Stifle》ほどの汎用性はないので腐ってしまうというのが困りますが、《霊気の薬瓶/AEther Vial》や《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》などを積んで疑似サイクリングできるようにしておけば腐らずに済みます。
・2度目はケアさせる
ケアさせても強いのは《もみ消し/Stifle》と同じです。《束縛/Bind》が刺さる相手にはもちろん、《束縛/Bind》がそこまで効かない相手にもg1で勝負がほぼ決まっていたら疑似サイクリングで《束縛/Bind》を見せるのもアリです。撃っても大して効かない相手にケアさせて、一方こちらは一部なり全部なりを悠々サイドアウトしてるような状況になったら儲けものですね。
・オールプレイ能力を使う
《致死の蒸気/Lethal Vapors》や《上天の嵐/AEther Storm》のような起動コストの大きいオールプレイ能力を使わせ、《束縛/Bind》で打ち消すと気持ちよさそうです。勝ちにはつながりません。
【採用デッキの例】
白緑スタックス/Staxや白緑テンポ/Tempo、テンポ重視のエヴァグリーン/Eva Greenや親和/Affinityなどは構成を若干意識すれば《束縛/Bind》を活かせるでしょう。スタックス/Staxやテンポ/Tempoの《束縛/Bind》は土地拘束として非常に強力ですし、親和/Affinityがサイド後に《束縛/Bind》で《破滅的な行為/Pernicious Deed》を打ち消してきたら悶絶ものでしょう。
白緑束縛スタックスhttp://himajin.diarynote.jp/201103311647525293/
白緑束縛ポンザhttp://himajin.diarynote.jp/201103281816093527/
白緑アグロバインドhttp://himajin.diarynote.jp/201104290050101047/
コメント
マイナーなカード使って決まった時にドヤ顔するの大好きですwww
うまく決まった時の「そんなの入ってるなんて聞いてないよ!」的なリアクションが好きですねw
勝手ながらリンクさせて頂きました。
束縛Eva Greenで使ってみたいですね^^
こちらからもリンクさせていただきました~。
束縛Evaと書いておきながらまだ試したことがないのですが、いつか組んで形にしたいです。