【カード紹介】《インプの悪戯/Imp’s Mischief》
2013年3月16日 カード紹介 コメント (5)目次:http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/
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デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
【特徴】
見ての通り黒い《誤った指図/Misdirection》です。レガシー環境の軽さ的には重くなってライフロスもついた《方向転換/Divert》だと思ったほうが的確かもしれません。
【メリット】
・青くない
青くないので打ち消しと無縁なデッキに入れられます。青くない打ち消し系は《束縛/Bind》しかり警戒されにくいです。私みたいに青くないデッキばかり好き好んで組んでる身には青くないのに打ち消し系を構えられるというのは非常に喜ばしいことです。
・1マナ除去をアド損なく曲げられる
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》が《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》に優りうる数少ない使い方は、1マナ除去を曲げることでしょう。《誤った指図/Misdirection》と違って手札をコストに剃る必要もなく、《方向転換/Divert》と違って土地が3枚並んでる状況からでも確定で曲げられて、デメリットのライフロスもたかが1点です。
・自分のチャリスに引っかからない
1マナ除去を曲げることが強い動きなので相手の《虚空の杯/Chalice of the Void》に引っかからないことは別にメリットになりません。ですが自分の《虚空の杯/Chalice of the Void》に引っかからないというのは非常に大きなメリットです。《インプの悪戯/Imp’s Mischief》は1マナ除去を回避したいデッキに積むわけですから、《虚空の杯/Chalice of the Void》と併用しようというのは自然な発想でしょう。
【デメリット】
・構えにくい
重いです。マナのかからない《誤った指図/Misdirection》や1マナで打てる《方向転換/Divert》と比べて2マナかかるというのは天と地の差です。《束縛/Bind》と《もみ消し/Stifle》並に違います。単に2マナ構え続けるのも重いですし、2マナなせいで《呪文嵌め/Spell Snare》も《呪文貫き/Spell Pierce》も《目くらまし/Daze》も射程範囲内です。
・打ち消しを曲げにくい
《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》と違って2マナもかかってしまう《インプの悪戯/Imp’s Mischief》は自分の呪文を打ち消しから守るために使うことが難しいです。それに万が一、《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のための2マナを余分に残しつつ呪文を唱えたとしても、相手の打ち消しが《Force of Will》だったらライフ的に曲げられないかもしれません。
・腐りやすい
青いデッキに入っている《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》は青いというだけで《Force of Will》の餌になりますし、メインに入れていたとしても不要なマッチでは《渦まく知識/Brainstorm》で処理することもできます。対して青くないデッキに入れることになる黒いカードの《インプの悪戯/Imp’s Mischief》は引いてしまったら最後、使うしかありません。せいぜいサイドですしあまり複数積みたくもないですよね。《Contagion》が-1/-2カウンターだったら世界が変わっていただろうなあ・・。
【使い方】
・青くないデッキのサイドに積む
大前提だと思います。青いなら《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》でいいでしょうね。メインに積んでもあまり守備範囲が広いカードではない上に《渦まく知識/Brainstorm》で戻したりもできません。せいぜい《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》で捨てるくらいでしょうか、それならばサイドで待機しておいてもらいたいですね。
・死儀礼を採用する
2マナ構えるためにはマナが出しやすい必要があります。《金属モックス/Chrome Mox》のような単純なマナ加速もいいですが、特に《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》は特に相性がいいでしょう。これ自体相手のEOTまで立たせるのが自然ですし、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を狙った単体除去を曲げてしまえば更に4点のクロックを期待でき、そしてゲイン能力のお陰で《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のライフロスも簡単に取り戻せます。
・バイアルを採用する
クリーチャーを除去から守りたいから《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を使うわけですが、システムクリーチャーにとって一番除去を打たれたくないのは戦場に出た返しです。2マナ残しながら展開するのはかなり難しいですが、《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使えば隙もなく《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を活かしやすいでしょう。
・チャリスと併用する
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》や《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使わないのであれば《虚空の杯/Chalice of the Void》を採用してとことん1マナ除去をヘイトする構築も面白いですね。《虚空の杯/Chalice of the Void》を割りにきた《突然の衰微/Abrupt Decay》を曲げられるのも噛み合っています。
・汎用除去を採用する
青いデッキのように打ち消しがあるわけでもないデッキで《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のようにボードに触れられないカードを採用するには、《突然の衰微/Abrupt Decay》や《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》や《名誉回復/Vindicate》に《破滅的な行為/Pernicious Deed》といったボードの大半を処理できるカードをデッキに入れておくことが望ましいです。
・ライフゲインを入れておく
色的に《思考囲い/Thoughtseize》や《闇の腹心/Dark Confidant》などライフをリソースとするカードが多く積まれやすいので、ライフゲインの需要というのは必然的に高くなります。《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》以外にも副次的にライフを得る機能を持ったカードを採用しておくことで、《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のライフロスを無視しやすくしましょう。
・ジェイス1枚で詰まないように配慮する
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を積極的に採用したいデッキというのは相手の1マナ除去を曲げたいデッキですので、1~2マナのシステムクリーチャーを重視したデッキか3~4マナ域のファッティを重視したデッキのどちらかになりやすいと思います。前者はここではあまり気にする必要がないのですが、後者は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》への対処が尽く苦手という点で注意が必要です。REB系なり針系なり《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》なり《罰する火/Punishing Fire》なり、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》にちょっかいの出せるカードを多めに積むようにしましょう。
・ガドックを採用する
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》の苦手なカードは上にも挙げた《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》や対象を取らない《終末/Terminus》、その他点数で見たマナコストが無駄に高い《Force of Will》などです。それらを同時に視野に入れられる《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》は《インプの悪戯/Imp’s Mischief》の隙間を埋める役割としてはそこそこいい働きをしてくれるでしょうし、また《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を対処するための単体除去を場合によっては曲げる選択肢も生じます。まあ《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を守らなければならないマッチは相手がクリーチャーをコントロールしていない状況ばかりなので曲げたとしても自分のクリーチャーに行くのですが。
・黒単ストンピィで使う
《冒涜の悪魔/Desecration Demon》《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》《墓忍び/Tombstalker》といったファッティを白除去から守りたい時に選択肢としては3つあります。1つは手札破壊、1つは《呪文滑り/Spellskite》、そしてもう1つは《インプの悪戯/Imp’s Mischief》です。手札破壊を採用することは確定として、対処できない今引きをどうにかする手段として残りの2つを考えるわけですが、基本的には先置きできて布告と《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》もカバーできる《呪文滑り/Spellskite》に軍配が上がります。ここで《インプの悪戯/Imp’s Mischief》の利点は《呪文滑り/Spellskite》と違ってアドが取れることです。手札の消費が激しくアドを取る手段が少ない黒単ストンピィ/Mono Black Stompyにとってサイド後のアド枠の確保は重要です。サイド後を見た時に息切れしやすいようなら《呪文滑り/Spellskite》より《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を優先しましょう。
【採用デッキの例】
ライフを得る手段も豊富なロック/The RockやREB系と《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》や《罰する火/Punishing Fire》を積めるジャンド/Jund(続唱なし)は守りたいクリーチャーも多くかつマナも伸ばしやすいので、《インプの悪戯/Imp’s Mischief》が活きやすくまたどちらもボードに干渉する術に困らないためぴったりだと思います。次点では優秀なシステムクリーチャーの多いピキュラ黒/Deadguy Aleやチームイタリア/Team Italia辺りも《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の台頭でマナが伸ばしやすく、《名誉回復/Vindicate》をしっかり積んでボードに触れやすくしておけば《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を積んでも問題ないでしょう。いずれにしても《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》さまさまな形ですね。また大型のクリーチャーで一騎当千をしたいデーモンストンピィ/Stompyなり抹消者ストンピィもジェイス対策さえ何とか出来れば《インプの悪戯/Imp’s Mischief》はいい仕事をすると思います。ハンデス連打で打ち消しと除去とジェイスを抜いた上ファッティを通して今引きの除去に備えましょう。ターンが帰ってきたら勝てるくらいの勢いがある《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と比べると黒の4マナ域はデッキの主軸としてはまだ心許なく感じてしまいますが比べちゃいけません。
黒単NLA定食http://himajin.diarynote.jp/201109201833203273/
黒単NLA定食http://himajin.diarynote.jp/201108081843064102/(精神的つまづき禁止前)
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私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》 (1)(黒)
インスタント
単一の対象を取る呪文1つを対象とし、その対象を変更する。あなたはその呪文の点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。
Change the target of target spell with a single target. You lose life equal to that spell’s converted mana cost.
【特徴】
見ての通り黒い《誤った指図/Misdirection》です。レガシー環境の軽さ的には重くなってライフロスもついた《方向転換/Divert》だと思ったほうが的確かもしれません。
【メリット】
・青くない
青くないので打ち消しと無縁なデッキに入れられます。青くない打ち消し系は《束縛/Bind》しかり警戒されにくいです。私みたいに青くないデッキばかり好き好んで組んでる身には青くないのに打ち消し系を構えられるというのは非常に喜ばしいことです。
・1マナ除去をアド損なく曲げられる
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》が《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》に優りうる数少ない使い方は、1マナ除去を曲げることでしょう。《誤った指図/Misdirection》と違って手札をコストに剃る必要もなく、《方向転換/Divert》と違って土地が3枚並んでる状況からでも確定で曲げられて、デメリットのライフロスもたかが1点です。
・自分のチャリスに引っかからない
1マナ除去を曲げることが強い動きなので相手の《虚空の杯/Chalice of the Void》に引っかからないことは別にメリットになりません。ですが自分の《虚空の杯/Chalice of the Void》に引っかからないというのは非常に大きなメリットです。《インプの悪戯/Imp’s Mischief》は1マナ除去を回避したいデッキに積むわけですから、《虚空の杯/Chalice of the Void》と併用しようというのは自然な発想でしょう。
【デメリット】
・構えにくい
重いです。マナのかからない《誤った指図/Misdirection》や1マナで打てる《方向転換/Divert》と比べて2マナかかるというのは天と地の差です。《束縛/Bind》と《もみ消し/Stifle》並に違います。単に2マナ構え続けるのも重いですし、2マナなせいで《呪文嵌め/Spell Snare》も《呪文貫き/Spell Pierce》も《目くらまし/Daze》も射程範囲内です。
・打ち消しを曲げにくい
《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》と違って2マナもかかってしまう《インプの悪戯/Imp’s Mischief》は自分の呪文を打ち消しから守るために使うことが難しいです。それに万が一、《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のための2マナを余分に残しつつ呪文を唱えたとしても、相手の打ち消しが《Force of Will》だったらライフ的に曲げられないかもしれません。
・腐りやすい
青いデッキに入っている《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》は青いというだけで《Force of Will》の餌になりますし、メインに入れていたとしても不要なマッチでは《渦まく知識/Brainstorm》で処理することもできます。対して青くないデッキに入れることになる黒いカードの《インプの悪戯/Imp’s Mischief》は引いてしまったら最後、使うしかありません。せいぜいサイドですしあまり複数積みたくもないですよね。《Contagion》が-1/-2カウンターだったら世界が変わっていただろうなあ・・。
【使い方】
・青くないデッキのサイドに積む
大前提だと思います。青いなら《誤った指図/Misdirection》や《方向転換/Divert》でいいでしょうね。メインに積んでもあまり守備範囲が広いカードではない上に《渦まく知識/Brainstorm》で戻したりもできません。せいぜい《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》で捨てるくらいでしょうか、それならばサイドで待機しておいてもらいたいですね。
・死儀礼を採用する
2マナ構えるためにはマナが出しやすい必要があります。《金属モックス/Chrome Mox》のような単純なマナ加速もいいですが、特に《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》は特に相性がいいでしょう。これ自体相手のEOTまで立たせるのが自然ですし、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》を狙った単体除去を曲げてしまえば更に4点のクロックを期待でき、そしてゲイン能力のお陰で《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のライフロスも簡単に取り戻せます。
・バイアルを採用する
クリーチャーを除去から守りたいから《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を使うわけですが、システムクリーチャーにとって一番除去を打たれたくないのは戦場に出た返しです。2マナ残しながら展開するのはかなり難しいですが、《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使えば隙もなく《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を活かしやすいでしょう。
・チャリスと併用する
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》や《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使わないのであれば《虚空の杯/Chalice of the Void》を採用してとことん1マナ除去をヘイトする構築も面白いですね。《虚空の杯/Chalice of the Void》を割りにきた《突然の衰微/Abrupt Decay》を曲げられるのも噛み合っています。
・汎用除去を採用する
青いデッキのように打ち消しがあるわけでもないデッキで《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のようにボードに触れられないカードを採用するには、《突然の衰微/Abrupt Decay》や《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》や《名誉回復/Vindicate》に《破滅的な行為/Pernicious Deed》といったボードの大半を処理できるカードをデッキに入れておくことが望ましいです。
・ライフゲインを入れておく
色的に《思考囲い/Thoughtseize》や《闇の腹心/Dark Confidant》などライフをリソースとするカードが多く積まれやすいので、ライフゲインの需要というのは必然的に高くなります。《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》以外にも副次的にライフを得る機能を持ったカードを採用しておくことで、《インプの悪戯/Imp’s Mischief》のライフロスを無視しやすくしましょう。
・ジェイス1枚で詰まないように配慮する
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を積極的に採用したいデッキというのは相手の1マナ除去を曲げたいデッキですので、1~2マナのシステムクリーチャーを重視したデッキか3~4マナ域のファッティを重視したデッキのどちらかになりやすいと思います。前者はここではあまり気にする必要がないのですが、後者は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》への対処が尽く苦手という点で注意が必要です。REB系なり針系なり《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》なり《罰する火/Punishing Fire》なり、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》にちょっかいの出せるカードを多めに積むようにしましょう。
・ガドックを採用する
《インプの悪戯/Imp’s Mischief》の苦手なカードは上にも挙げた《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》や対象を取らない《終末/Terminus》、その他点数で見たマナコストが無駄に高い《Force of Will》などです。それらを同時に視野に入れられる《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》は《インプの悪戯/Imp’s Mischief》の隙間を埋める役割としてはそこそこいい働きをしてくれるでしょうし、また《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を対処するための単体除去を場合によっては曲げる選択肢も生じます。まあ《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を守らなければならないマッチは相手がクリーチャーをコントロールしていない状況ばかりなので曲げたとしても自分のクリーチャーに行くのですが。
・黒単ストンピィで使う
《冒涜の悪魔/Desecration Demon》《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》《墓忍び/Tombstalker》といったファッティを白除去から守りたい時に選択肢としては3つあります。1つは手札破壊、1つは《呪文滑り/Spellskite》、そしてもう1つは《インプの悪戯/Imp’s Mischief》です。手札破壊を採用することは確定として、対処できない今引きをどうにかする手段として残りの2つを考えるわけですが、基本的には先置きできて布告と《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》もカバーできる《呪文滑り/Spellskite》に軍配が上がります。ここで《インプの悪戯/Imp’s Mischief》の利点は《呪文滑り/Spellskite》と違ってアドが取れることです。手札の消費が激しくアドを取る手段が少ない黒単ストンピィ/Mono Black Stompyにとってサイド後のアド枠の確保は重要です。サイド後を見た時に息切れしやすいようなら《呪文滑り/Spellskite》より《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を優先しましょう。
【採用デッキの例】
ライフを得る手段も豊富なロック/The RockやREB系と《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》や《罰する火/Punishing Fire》を積めるジャンド/Jund(続唱なし)は守りたいクリーチャーも多くかつマナも伸ばしやすいので、《インプの悪戯/Imp’s Mischief》が活きやすくまたどちらもボードに干渉する術に困らないためぴったりだと思います。次点では優秀なシステムクリーチャーの多いピキュラ黒/Deadguy Aleやチームイタリア/Team Italia辺りも《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の台頭でマナが伸ばしやすく、《名誉回復/Vindicate》をしっかり積んでボードに触れやすくしておけば《インプの悪戯/Imp’s Mischief》を積んでも問題ないでしょう。いずれにしても《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》さまさまな形ですね。また大型のクリーチャーで一騎当千をしたいデーモンストンピィ/Stompyなり抹消者ストンピィもジェイス対策さえ何とか出来れば《インプの悪戯/Imp’s Mischief》はいい仕事をすると思います。ハンデス連打で打ち消しと除去とジェイスを抜いた上ファッティを通して今引きの除去に備えましょう。ターンが帰ってきたら勝てるくらいの勢いがある《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と比べると黒の4マナ域はデッキの主軸としてはまだ心許なく感じてしまいますが比べちゃいけません。
黒単NLA定食http://himajin.diarynote.jp/201109201833203273/
黒単NLA定食http://himajin.diarynote.jp/201108081843064102/(精神的つまづき禁止前)
コメント
青くないカウンターの魅力たるや。
実質青と白対策です(カウンター、時間のねじれ、ソープロ)
よろしくお願いします。
このカードは友人が昔黒単で使ってました。
FTのニコル様らしさを感じさせるいいカードだと思います。
特に追加ターン対策ができるのは大きいですよね。打ち消しと違って追加ターンをもらえるのでカードアドバンテージを失うどころか重要な局面で流れを作れますし。
>Zirilanさん
ご愛顧いただき嬉しい限りです。
フレーバー初めて読みました。気が付かなかったですがこれニコル様の発言だったんですね。