【カード紹介】《偵察/Reconnaissance》
2013年3月17日 カード紹介目次:http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/
カード紹介一覧:http://himajin.diarynote.jp/201108012306394608/
デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
【特徴】
主な役割は2つです。
1.パワーが1でもあるクリーチャー全員でチャンプアタックし、ブロッククリーチャー指定ステップにブロックされたクリーチャーを好きなだけ選んでアンタップする。(戦闘から取り除かれるのでブロッククリーチャーと戦闘をすることはない)
2.残りのクリーチャーを戦闘ダメージステップや戦闘終了ステップに全てアンタップする。(既に戦闘ダメージは与え終わってるので、単にアンタップするだけ)
つまりはクリーチャー全部に擬似警戒を与えつつ自由に戦闘から抜けられる能力を与えるというものです。
【メリット】
・チャンプアタックできる
パワーが1でもあるクリーチャーはアド損なく全員攻撃してしまえるので、相手のブロッカーの数を上回った分だけダメージを与えられます。
・擬似警戒できる
単純に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が擬似警戒を持つだけでも強力ですが、更に装備品を持ったアタッカーが装備品の付け直しなしでそのままブロッカーに残ってくれますし、殴りに行ったはずの《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》が更に不毛嵌めしてきたりブロッカーに残って相手のEOTに土地をサーチしてきます。場合によっては《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》がブロックしながら追加の《Maze of Ith》をサーチしてくれます。
・1マナ
展開を阻害しない1マナです。1マナのこれを《突然の衰微/Abrupt Decay》で割る人はあんまりいなさそうでしょうし割られてもテンポ的に何ら問題ありません。《偵察/Reconnaissance》入りデッキには起動型能力持ちや装備品がいっぱいいるので《真髄の針/Pithing Needle》を《偵察/Reconnaissance》に刺してくる人もあんまりいなさそうですね。
・コンボっぽい
唐突にこんなカードを唱えてきたら何かコンボが疑わしいですね。新種のセファリッドブレックファスト/Cephalid Breakfastに見えるかもしれません。怪しいものには蓋、と打ち消しを切ってくれるかもしれません(経験談)。
【デメリット】
・単体で仕事しない
更地になった戦場にこれが舞い降りたところで誰も偵察に行ってくれないんですよね。
・2枚目も仕事しない
更地になった戦場にこれが双璧をなしているシチュエーションは目から汗が滲み出そうですね。
・ビート以外にはあまり仕事しない
ビート相手にノーリスクでチャンプアタックしつつの擬似警戒はダメージレースに大きく貢献してくれます。しかしコントロールやコンボ相手にはチャンプアタックと単なるアタックの違いはなく、擬似警戒もタップ能力持ちでない限りは役に立ちません。
【使い方】
・メインに1枚挿しする
サイドに入れてもまず入れないでしょう。2枚引いても困るので入れるなら1枚だけメインに。デッキの軸を背負うこともないのでサイド後優先的に抜きやすく、サイドボーディングに迷いにくくなります。
・死儀礼を偵察に行かせる
パワーが1ある、強力なタップ能力がある、マナ能力でクロックの追加がしやすい、ということで《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》と《偵察/Reconnaissance》の相性は抜群です。ぜひとも《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・ラバマンサーを偵察に行かせる
パワーが1ある、強力なタップ能力がある、ということで《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》と《偵察/Reconnaissance》の相性はまずまずです。それにティム能力のおかげで他のチャンプアタックの突破力も強化され、更にダメージレースを後押ししてくれます。ぜひとも《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・聖遺を偵察に行かせる
ロックのパッケージ一覧(http://himajin.diarynote.jp/201302272100124510/)でも取り上げましたが、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》に擬似警戒を与えるカードは強いです。このファッティがビート相手には殴りながらブロッカーに回り、その他相手には殴りながら《不毛の大地/Wasteland》で嵌めてきたり《Karakas》や《ボジューカの沼/Bojuka Bog》を構えてきます。ぜひとも《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・トラフトを偵察に行かせる
偵察しに行った《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》が何故か律儀にも挨拶代わりに相手の顔面に天使を叩きつけて帰ってきます。あまりに前衛的な偵察に驚きを隠せません。ぜひとも《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・未練ある魂を偵察に行かせる
《未練ある魂/Lingering Soul》で飛行トークンをばらまいて頭上から殴りながらしっかりブロッカーにも回せばダメージレースを有利に持って行きやすいです。ぜひとも《未練ある魂/Lingering Soul》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・白英雄を偵察に行かせる
クリーチャートークンをばらまきながら他のチャンプアタック要員も喊声で強化してくれる《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》は《偵察/Reconnaissance》と相性が抜群です。喊声で強化されたチャンプアタッカーたちをブロックしても戦闘から離脱されて倒せない、しかし《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》をブロックして討ち取ることもできなければ戦場に出たばかりの兵士トークンがいつの間にかブロッカーに回っている、と一体どんな偵察の仕方したらこういう状況になるのかさっぱりな感じになります。ぜひとも《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・装備品パッケージを採用する
装備品持ちが擬似警戒を持つのは非常に強力ですが、どうせ装備品と強力なタップ能力持ちを複数入れるのでしたら《偵察/Reconnaissance》よりも《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》の方が相性がいいです。というわけで装備品のカードパワーで《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》をオブラートに・・あれ?
【採用デッキの例】
相性のいいクリーチャーが黒緑白に固まっているので、ロック/The Rockこそが《偵察/Reconnaissance》デッキにふさわしいでしょう。クリーチャー1枚1枚のカードパワーが高くしかもおおよそどれをとっても《偵察/Reconnaissance》が活きるので、他のデッキにはない偵察力を見せてくれると思います。次点で《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》と装備品有するチームイタリア/Team Italiaや《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》有するバントアグロ/Bant Aggroといったところでしょう。チームイタリア/Team Italiaのように個々のクリーチャーサイズがそこまで大きくないデッキでこういうカードを採用する場合のお決まりパターンですが、《名誉回復/Vindicate》のように汎用性の高い除去や《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》のようにアドの取れる除去を多めに投入することで《偵察/Reconnaissance》のようにボードに触れないカードを採用するリスクを低減しておきましょう。
黒緑白未練ロックhttp://himajin.diarynote.jp/201203282045263564/
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デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
《偵察/Reconnaissance》 (白)
エンチャント
(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。
{0}: Remove target attacking creature you control from combat and untap it.
【特徴】
主な役割は2つです。
1.パワーが1でもあるクリーチャー全員でチャンプアタックし、ブロッククリーチャー指定ステップにブロックされたクリーチャーを好きなだけ選んでアンタップする。(戦闘から取り除かれるのでブロッククリーチャーと戦闘をすることはない)
2.残りのクリーチャーを戦闘ダメージステップや戦闘終了ステップに全てアンタップする。(既に戦闘ダメージは与え終わってるので、単にアンタップするだけ)
つまりはクリーチャー全部に擬似警戒を与えつつ自由に戦闘から抜けられる能力を与えるというものです。
【メリット】
・チャンプアタックできる
パワーが1でもあるクリーチャーはアド損なく全員攻撃してしまえるので、相手のブロッカーの数を上回った分だけダメージを与えられます。
・擬似警戒できる
単純に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が擬似警戒を持つだけでも強力ですが、更に装備品を持ったアタッカーが装備品の付け直しなしでそのままブロッカーに残ってくれますし、殴りに行ったはずの《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》が更に不毛嵌めしてきたりブロッカーに残って相手のEOTに土地をサーチしてきます。場合によっては《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》がブロックしながら追加の《Maze of Ith》をサーチしてくれます。
・1マナ
展開を阻害しない1マナです。1マナのこれを《突然の衰微/Abrupt Decay》で割る人はあんまりいなさそうでしょうし割られてもテンポ的に何ら問題ありません。《偵察/Reconnaissance》入りデッキには起動型能力持ちや装備品がいっぱいいるので《真髄の針/Pithing Needle》を《偵察/Reconnaissance》に刺してくる人もあんまりいなさそうですね。
・コンボっぽい
唐突にこんなカードを唱えてきたら何かコンボが疑わしいですね。新種のセファリッドブレックファスト/Cephalid Breakfastに見えるかもしれません。怪しいものには蓋、と打ち消しを切ってくれるかもしれません(経験談)。
【デメリット】
・単体で仕事しない
更地になった戦場にこれが舞い降りたところで誰も偵察に行ってくれないんですよね。
・2枚目も仕事しない
更地になった戦場にこれが双璧をなしているシチュエーションは目から汗が滲み出そうですね。
・ビート以外にはあまり仕事しない
ビート相手にノーリスクでチャンプアタックしつつの擬似警戒はダメージレースに大きく貢献してくれます。しかしコントロールやコンボ相手にはチャンプアタックと単なるアタックの違いはなく、擬似警戒もタップ能力持ちでない限りは役に立ちません。
【使い方】
・メインに1枚挿しする
サイドに入れてもまず入れないでしょう。2枚引いても困るので入れるなら1枚だけメインに。デッキの軸を背負うこともないのでサイド後優先的に抜きやすく、サイドボーディングに迷いにくくなります。
・死儀礼を偵察に行かせる
パワーが1ある、強力なタップ能力がある、マナ能力でクロックの追加がしやすい、ということで《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》と《偵察/Reconnaissance》の相性は抜群です。ぜひとも《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・ラバマンサーを偵察に行かせる
パワーが1ある、強力なタップ能力がある、ということで《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》と《偵察/Reconnaissance》の相性はまずまずです。それにティム能力のおかげで他のチャンプアタックの突破力も強化され、更にダメージレースを後押ししてくれます。ぜひとも《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・聖遺を偵察に行かせる
ロックのパッケージ一覧(http://himajin.diarynote.jp/201302272100124510/)でも取り上げましたが、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》に擬似警戒を与えるカードは強いです。このファッティがビート相手には殴りながらブロッカーに回り、その他相手には殴りながら《不毛の大地/Wasteland》で嵌めてきたり《Karakas》や《ボジューカの沼/Bojuka Bog》を構えてきます。ぜひとも《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・トラフトを偵察に行かせる
偵察しに行った《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》が何故か律儀にも挨拶代わりに相手の顔面に天使を叩きつけて帰ってきます。あまりに前衛的な偵察に驚きを隠せません。ぜひとも《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・未練ある魂を偵察に行かせる
《未練ある魂/Lingering Soul》で飛行トークンをばらまいて頭上から殴りながらしっかりブロッカーにも回せばダメージレースを有利に持って行きやすいです。ぜひとも《未練ある魂/Lingering Soul》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・白英雄を偵察に行かせる
クリーチャートークンをばらまきながら他のチャンプアタック要員も喊声で強化してくれる《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》は《偵察/Reconnaissance》と相性が抜群です。喊声で強化されたチャンプアタッカーたちをブロックしても戦闘から離脱されて倒せない、しかし《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》をブロックして討ち取ることもできなければ戦場に出たばかりの兵士トークンがいつの間にかブロッカーに回っている、と一体どんな偵察の仕方したらこういう状況になるのかさっぱりな感じになります。ぜひとも《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の余りあるカードパワーで《偵察/Reconnaissance》をオブラートに包みましょう。
・装備品パッケージを採用する
装備品持ちが擬似警戒を持つのは非常に強力ですが、どうせ装備品と強力なタップ能力持ちを複数入れるのでしたら《偵察/Reconnaissance》よりも《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》の方が相性がいいです。というわけで装備品のカードパワーで《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》をオブラートに・・あれ?
【採用デッキの例】
相性のいいクリーチャーが黒緑白に固まっているので、ロック/The Rockこそが《偵察/Reconnaissance》デッキにふさわしいでしょう。クリーチャー1枚1枚のカードパワーが高くしかもおおよそどれをとっても《偵察/Reconnaissance》が活きるので、他のデッキにはない偵察力を見せてくれると思います。次点で《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》と装備品有するチームイタリア/Team Italiaや《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》有するバントアグロ/Bant Aggroといったところでしょう。チームイタリア/Team Italiaのように個々のクリーチャーサイズがそこまで大きくないデッキでこういうカードを採用する場合のお決まりパターンですが、《名誉回復/Vindicate》のように汎用性の高い除去や《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》のようにアドの取れる除去を多めに投入することで《偵察/Reconnaissance》のようにボードに触れないカードを採用するリスクを低減しておきましょう。
黒緑白未練ロックhttp://himajin.diarynote.jp/201203282045263564/
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