目次:http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/
カード紹介一覧:http://himajin.diarynote.jp/201108012306394608/
デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
【特徴】
スタン環境とEDHくらいでしか使われなかった《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》の亜種のコンボ対策です。トリプルシンボル3マナになった代わりに3枚までライブラリーを追放できます。キッカーはおまけです。
【メリット】
・3枚選べる
同名のカード出なくても追放できてしかも3枚とそれなりの枚数に手が届くので、コンボデッキによってはキーパーツを根こそぎとは言わずともそれなりに致命的に抜くことができます。例えばエンチャントレス/Enchantressは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》と《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》を全部抜けますしハイタイド/High Tideなら場合によっては《狡猾な願い/Cunning Wish》を全部抜いて勝ち手段をなくすことができ、ドレッジ/Dredgeなら《黄泉からの橋/Bridge from Below》か《イチョリッド/Ichorid》を3枚抜けば大幅に行動を制限できます。アドストーム/ANTも願い型じゃなければストーム呪文を全部抜けますし、願い型なら代わりに願いを抜いてコンボ始動後のコンボ成功率を下げたり《むかつき/Ad Nauseam》と《不正利得/Ill-Gotten Gains》と《炎の中の過去/Past in Flames》を抜いてコンボ始動をしにくくしたり。
・3マナ
《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》や《殺戮遊戯/Slaughter Games》と違って3マナなので、マナ加速経由で1・2ターン目に打てます。レガシーのコンボカードのBAN基準は2ターンキル、ということで1・2ターン目に打てるコンボ対策は許容範囲としましょう。黒にとってベルチャー/Charbelcharは交通事故なのです。ついでに同じく3マナの《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》の亜種と言えば《苦々しい試練/Bitter Ordeal》がありますがこちらは普通のデッキだと平均2枚追放程度に留まるので、やはり3マナで3枚の追放は破格です。
・一応コンボ以外にも刺さるデッキはある
青白石鍛冶/UW Mysticの装備品を根こそぎ抜いてしまったり奇跡コン/UW Miracleの勝ち手段をごっそり減らしてしまうという使い方もできます。勝ち手段が極端に少ないデッキから3枚抜くのはそれなりに大きいですね。
【デメリット】
・ライブラリーしか触れない
ライブラリーからしか抜けないので、手札に揃ってるカードや既に墓地に落ちているカードをどうすることもできません。
・マナ加速か他の妨害が必要
相手のコンボスタート前に《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》を唱えるにはマナ加速経由で1・2ターン目に唱えるかまたは土地が3枚並ぶまで凌ぐための他の妨害が必要不可欠です。
・有効でないコンボも多い
ベルチャー/Charbelcharは仕方ないとしても、スニークショー/Sneaky Showやオムニテル/Omni Tellやアルーレン/Alurenのようにコンボパーツの豊富なデッキには他のコンボ対策ほど有効な回答になりませんし、親和エルフ/Elves!のように固定ルートが必須ではないチェインコンボにも全然刺さらなかったりします。
・トリプルシンボル
《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》をサイドインするマッチではそこまで特殊地形対策を気にしなくてもいいですが、土地構成の時点で注意しないとそもそもトリプルシンボルを出しにくかったりします。
・一部のヘイトベアと噛み合わない
マナコストを増やしてしまう《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》や色が合いにくい《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》と《翻弄する魔道士/Meddling Mage》との併用がしにくいです。
【使い方】
・黒中心のデッキのサイドに積む
大前提です。どう考えてもメインには積めませんのでサイドから投入です。色拘束を気にせず打てる黒中心のデッキに入れて1マナ手札破壊や《Hymn to Tourach》でサポートしていきましょう。
・ダリチューを採用する
最も相性のいいマナ加速は《暗黒の儀式/Dark Ritual》でしょう。1ターン目に唱えてコンボの動きを制限しましょう。《暗黒の儀式/Dark Ritual》をメインに積むということはそれを十分活かせるデッキであるべきですので、必然的に《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》や《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》など《暗黒の儀式/Dark Ritual》経由で唱えたいカードをデッキに入れる必要があります。
・死儀礼を採用する
墓地に触れられない《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》に取って、黒マナソースと墓地対策を兼任する《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》はそこそこの相性です。
・他のコンボ対策と併用する
これもほぼ大前提ですね。手札に触れられない《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》を補うためには手札破壊か打ち消しが必須です。または置物によるコンボ対策と合わせ、《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》でバウンスへのアクセス手段を減らしたりするのもいいですね。ヘイトベアに関しては色や役割が衝突しないように《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》や《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》辺りを採用するといいでしょう。
【採用デッキの例】
一番採用しやすいのは《暗黒の儀式/Dark Ritual》入りのデッキですから黒単ストンピィ/Mono Black Stompyやエヴァグリーン/Eva Green、また黒茶単/Artifact Blackやニクフィット/Nic Fit辺りがその筆頭でしょう。どちらも手札破壊と置物以外に頼れるコンボ対策がないので、メタ次第では数枚《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》に変えてみると今まで手をつけにくかったアーキタイプにもちょっかいだせるかもしれません。その他となりますと、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》と豊富な妨害手段が積めるチームアメリカ/Team America、ロック/The Rock、ピキュラ黒/Deadguy Ale辺りが候補です。《思考囲い/Thoughtseize》から《Hymn to Tourach》やヘイトベアにつなげて3ターン目に《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》を打てたり《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》から2ターン目に《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》をぶっぱして3ターン目以降に手札破壊を打ったり打ち消しを構えて動いたりとなると理想的ですね。
黒単抹消者ストンピィhttp://himajin.diarynote.jp/201207222253002694/
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デッキ一覧:http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》 (黒)(黒)(黒)
ソーサリー
キッカー(7)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(7)を支払ってもよい。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから最大3枚までのカードを探してそれらを追放し、その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。サディストの聖餐がキッカーされていた場合、代わりにそのプレイヤーのライブラリーから最大15枚までのカードを探してそれらを追放し、その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
Kicker {7} (You may pay an additional {7} as you cast this spell.)
Search target player’s library for up to three cards, exile them, then that player shuffles his or her library. If Sadistic Sacrament was kicked, instead search that player’s library for up to fifteen cards, exile them, then that player shuffles his or her library.
【特徴】
スタン環境とEDHくらいでしか使われなかった《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》の亜種のコンボ対策です。トリプルシンボル3マナになった代わりに3枚までライブラリーを追放できます。キッカーはおまけです。
【メリット】
・3枚選べる
同名のカード出なくても追放できてしかも3枚とそれなりの枚数に手が届くので、コンボデッキによってはキーパーツを根こそぎとは言わずともそれなりに致命的に抜くことができます。例えばエンチャントレス/Enchantressは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》と《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》を全部抜けますしハイタイド/High Tideなら場合によっては《狡猾な願い/Cunning Wish》を全部抜いて勝ち手段をなくすことができ、ドレッジ/Dredgeなら《黄泉からの橋/Bridge from Below》か《イチョリッド/Ichorid》を3枚抜けば大幅に行動を制限できます。アドストーム/ANTも願い型じゃなければストーム呪文を全部抜けますし、願い型なら代わりに願いを抜いてコンボ始動後のコンボ成功率を下げたり《むかつき/Ad Nauseam》と《不正利得/Ill-Gotten Gains》と《炎の中の過去/Past in Flames》を抜いてコンボ始動をしにくくしたり。
・3マナ
《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》や《殺戮遊戯/Slaughter Games》と違って3マナなので、マナ加速経由で1・2ターン目に打てます。レガシーのコンボカードのBAN基準は2ターンキル、ということで1・2ターン目に打てるコンボ対策は許容範囲としましょう。黒にとってベルチャー/Charbelcharは交通事故なのです。ついでに同じく3マナの《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》の亜種と言えば《苦々しい試練/Bitter Ordeal》がありますがこちらは普通のデッキだと平均2枚追放程度に留まるので、やはり3マナで3枚の追放は破格です。
・一応コンボ以外にも刺さるデッキはある
青白石鍛冶/UW Mysticの装備品を根こそぎ抜いてしまったり奇跡コン/UW Miracleの勝ち手段をごっそり減らしてしまうという使い方もできます。勝ち手段が極端に少ないデッキから3枚抜くのはそれなりに大きいですね。
【デメリット】
・ライブラリーしか触れない
ライブラリーからしか抜けないので、手札に揃ってるカードや既に墓地に落ちているカードをどうすることもできません。
・マナ加速か他の妨害が必要
相手のコンボスタート前に《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》を唱えるにはマナ加速経由で1・2ターン目に唱えるかまたは土地が3枚並ぶまで凌ぐための他の妨害が必要不可欠です。
・有効でないコンボも多い
ベルチャー/Charbelcharは仕方ないとしても、スニークショー/Sneaky Showやオムニテル/Omni Tellやアルーレン/Alurenのようにコンボパーツの豊富なデッキには他のコンボ対策ほど有効な回答になりませんし、親和エルフ/Elves!のように固定ルートが必須ではないチェインコンボにも全然刺さらなかったりします。
・トリプルシンボル
《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》をサイドインするマッチではそこまで特殊地形対策を気にしなくてもいいですが、土地構成の時点で注意しないとそもそもトリプルシンボルを出しにくかったりします。
・一部のヘイトベアと噛み合わない
マナコストを増やしてしまう《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》や色が合いにくい《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》と《翻弄する魔道士/Meddling Mage》との併用がしにくいです。
【使い方】
・黒中心のデッキのサイドに積む
大前提です。どう考えてもメインには積めませんのでサイドから投入です。色拘束を気にせず打てる黒中心のデッキに入れて1マナ手札破壊や《Hymn to Tourach》でサポートしていきましょう。
・ダリチューを採用する
最も相性のいいマナ加速は《暗黒の儀式/Dark Ritual》でしょう。1ターン目に唱えてコンボの動きを制限しましょう。《暗黒の儀式/Dark Ritual》をメインに積むということはそれを十分活かせるデッキであるべきですので、必然的に《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》や《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》など《暗黒の儀式/Dark Ritual》経由で唱えたいカードをデッキに入れる必要があります。
・死儀礼を採用する
墓地に触れられない《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》に取って、黒マナソースと墓地対策を兼任する《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》はそこそこの相性です。
・他のコンボ対策と併用する
これもほぼ大前提ですね。手札に触れられない《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》を補うためには手札破壊か打ち消しが必須です。または置物によるコンボ対策と合わせ、《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》でバウンスへのアクセス手段を減らしたりするのもいいですね。ヘイトベアに関しては色や役割が衝突しないように《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》や《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》辺りを採用するといいでしょう。
【採用デッキの例】
一番採用しやすいのは《暗黒の儀式/Dark Ritual》入りのデッキですから黒単ストンピィ/Mono Black Stompyやエヴァグリーン/Eva Green、また黒茶単/Artifact Blackやニクフィット/Nic Fit辺りがその筆頭でしょう。どちらも手札破壊と置物以外に頼れるコンボ対策がないので、メタ次第では数枚《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》に変えてみると今まで手をつけにくかったアーキタイプにもちょっかいだせるかもしれません。その他となりますと、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》と豊富な妨害手段が積めるチームアメリカ/Team America、ロック/The Rock、ピキュラ黒/Deadguy Ale辺りが候補です。《思考囲い/Thoughtseize》から《Hymn to Tourach》やヘイトベアにつなげて3ターン目に《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》を打てたり《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》から2ターン目に《サディストの聖餐/Sadistic Sacrament》をぶっぱして3ターン目以降に手札破壊を打ったり打ち消しを構えて動いたりとなると理想的ですね。
黒単抹消者ストンピィhttp://himajin.diarynote.jp/201207222253002694/
コメント
ただ、やはり3マナ軽くて、且つ重いんですよね・・・。
コンボ愛テニスでキャストするのは手遅れな事が多いですし、複数の勝ち手段や願い経由という方法を取られると威力が途端に減衰してしまうのが何とも…。
相手の山札をすべて把握できる点も優秀なのですが、そこまで含めてハンデス→外科的摘出/根絶で十分なんですよね、大抵は・・・。
手腕の問題にかかってるのでしょうがそれならばもっと分かりやすく手札破壊→サディストの聖餐のセットを混ぜるのがいいんじゃないかと思い至っての記事でしたヽ(´ー` )ノ
根絶で強制シャッフルしてもどれほどの時間稼ぎになるかは判りませんし。抜けるものなら抜いた方が良いのは確かですよね。
ってどういうデッキなんですか?
フィッシュやMUDにはサイドアウト確定ですがw
Nic Fitは、《老練の探険者/Veteran Explorer》から土地を伸ばして重量級を連打する黒緑のグッドスタッフ系だったはず、はずです。
下村さんのおっしゃるように《老練の探険者》をチャンプブロックや《無垢の血》や《陰謀団式療法》で墓地に送りマナを無理やり伸ばして《墓所のタイタン》などにつなげるデッキです。レガシーであまり見ないような高マナ域のパワーカードを投げつけるのでカナスレのようなテンポ系デッキ相手にカードパワーのミスマッチをつきやすいということに着目したデッキで、主に黒緑で組まれてたまにタッチ1色されます。
>下村さん
Nic Fitの解説ありです。
《Black Lotus》から飛んでくる《サイディストの聖餐》は豪華すぎて喉に通りにくそうですね・・。