【新カードのルーリング】《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》、《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》
2013年7月21日 カード紹介 コメント (4)目次 http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/
MTGとりびあ http://himajin.diarynote.jp/201207161549371261/
統率者2013のスポイラー公開が始まりましたね。[M14]で伝説のクリーチャーがいなかったので統率者セットの情報は楽しみです。
というわけで毎シーズン恒例の、スポイラーのカードのルーリングをチェックする記事です。ルーリングは勉強中の身ですしスポイラーのカードテキストは必ずしも正式なオラクルを反映している保証はないのでこの記事を鵜呑みしないで下さい。ルール文章やカード名はちゃんと確認せずに適宜自分で訳したりしているので適当です。またMTGは定期的にルーリングが更新されるゲームですので、検索などでいらした方は記事が書かれた日時にお気を付けください。
●概要
EDH用のカードです。レガシーやヴィンテでもリーガルになるでしょう。EDHだと唱えるために支払うマナ・コストが頻繁に増大していくのでX=4,6,8,‥と次第に増えていきます。
●CIP能力のX
唱えるために支払うマナ・コストは通常過払いをできなくなっているため、通常はX=4しか選択肢がありません。しかし《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》などでコストが増減したらXにも反映されます。対して《目くらまし/Daze》のようなカードでマナの支払いを要求されて払った場合、唱えるためのマナが変化したわけではありませんのでXに影響を与えません。手札から直接出す効果で出したりブリンクしたりして唱えずに何らかの方法で戦場に出た場合、X=0として計算されます。
●CIP能力の効果
自分を含む各プレイヤーがライブラリーを追放します。この際あまり重要ではないですが、ライブラリーを追放するのはAPNAP順です。つまり2人対戦であなたがあなたのターンに《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》を唱えて戦場に出した場合はあなたが追放してから対戦相手が追放します。この能力は対象を取っておらず、プレイヤーが《神聖の力線/Leyline of Sanctity》や《ルーンの光輪/Runed Halo》などの効果で被覆や呪禁やプロテクションを持っていても関係ありません。
●カード名の略記
英語版のテキストには《Jeleva, Nephalia’s Scourge》ではなく単に《Jeleva》と記載されていますが、この略記はそのカード自身を表します。他のいくつかの伝説のクリーチャーも同様の略記がされています。日本語版のテキストには影響しません。
●サボタージュ能力のタイミング
攻撃クリーチャーを宣言するのは攻撃クリーチャー指定ステップのターン起因処理であり、このステップに移行してからは攻撃すること自体を防げるタイミングがありません。攻撃クリーチャーとして宣言された時点でサボタージュ能力が誘発し、その後《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》が除去されたとしても誘発型能力自体は解決されます。他の多くのサボタージュ能力と違いこの能力は戦闘ダメージを実際に与えるまで待つわけではないのでブロッククリーチャーの指定より前に解決されます。サボタージュ能力の誘発自体を防ぎたいのであれば戦闘開始ステップで優先権を放棄せずに《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》を除去するなどする必要があります。
●サボタージュ能力の効果
サボタージュ能力で唱えられるインスタントやソーサリーは自身のCIP能力で追放したカードのみです。そのカードのオーナーは《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》のコントローラーと同じである必要はありません。CIP能力の解決中にその選んだカードを唱えさせるので、カードを唱えるタイミングについてのルールは無視され、またマナ・コストを支払わなくてもいいので《祖先の幻視/Ancestral Vision》のようにマナ・コストを持たないカードも唱えられます。また唱えられるのは1回の攻撃宣言につき1枚のインスタントまたはソーサリーまでです。二段攻撃を得ても1枚しか唱えられませんし、追加の戦闘フェイズを得てアンタップしてからもう1度攻撃した場合はまた1枚唱えられます。
●領域の移動に関するルール
サボタージュ能力でカードを唱えさせる場合、それは追放領域から離れてスタックに乗り、そして解決に際し墓地にいきます。領域を移動したオブジェクトは別のオブジェクトとみなされるので、墓地にいったそのカードを再び追放したりそもそも置換効果などで墓地に落ちずに直接追放領域に移動したとしても、既にスタックに移動した時点で別のオブジェクトになっているためもうサボタージュ能力では唱えられません。ちなみに追放領域のオブジェクトを同じく追放領域に移動させる効果がある場合、見た目のゲームの状態は変化しませんが例外的にそのオブジェクトは別のオブジェクトになるというルールがあります。
●ストリオン共鳴体との関係
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》のルーリングについては過去の記事(http://himajin.diarynote.jp/201307051908453646/)を参照下さい。関連する能力についてのルーリングが[M14]から整備されます。CIP能力のほうを《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》でコピーした場合は2度追放することになりますが、2回のCIP能力のどちらで追放されたかに関係なくサボタージュ能力で1枚だけ唱えられます。サボタージュ能力のほうをコピーした場合は特に問題なく2枚唱えられます。
●概要&CIP能力のX
《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》と同様です。
●トークンの特性
CIP能力で戦場に出るトークンは《カー砦/Kher Keep》という土地の起動型能力で戦場に出るトークンと名前を含め全特性が同じです。そしてそれらのトークンは《Kobolds of Kher Keep》(日本語名なし)というカードとマナ・コストと色指標以外すべて同じ特性を持ち、いずれも《Rohgahh of Kher Keep》というカードの効果で参照され+2/+2修整を受けます。MTGに存在するカード名を名前に持つトークンということになるので《ルーンの光輪/Runed Halo》でトークン名を指定することができ、その場合は当然トークンからのダメージを軽減することができます。《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》でトークンや《Kobolds of Kher Keep》のパーマネント・カードを対象にした場合は《カー砦/Kher Keep》から出たトークンも《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》から出たトークンも《Kobolds of Kher Keep》のパーマネント・カードもすべて破壊されます。
●起動型能力
コストとして生け贄に捧げられるのは自身の出したトークンに限りません。貴重なサクリ台ジェネラルとして何とか悪用して下さい。
MTGとりびあ http://himajin.diarynote.jp/201207161549371261/
統率者2013のスポイラー公開が始まりましたね。[M14]で伝説のクリーチャーがいなかったので統率者セットの情報は楽しみです。
というわけで毎シーズン恒例の、スポイラーのカードのルーリングをチェックする記事です。ルーリングは勉強中の身ですしスポイラーのカードテキストは必ずしも正式なオラクルを反映している保証はないのでこの記事を鵜呑みしないで下さい。ルール文章やカード名はちゃんと確認せずに適宜自分で訳したりしているので適当です。またMTGは定期的にルーリングが更新されるゲームですので、検索などでいらした方は記事が書かれた日時にお気を付けください。
《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》 (1)(青)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー - ヴァンパイア(Vampire) ウィザード(Wizard)
飛行
《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》が戦場に出たとき、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上からX枚のカードを追放する。Xは《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》を唱えるために支払ったマナの点数である。
《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》が攻撃するたび、あなたはこれにより追放されたインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚をそのマナ・コストを支払うことなく唱えても良い。
Flying
When 《Jeleva, Nephalia’s Scourge》 enters the battlefield, each player exiles the top X cards of his or her library, where X is the amount of mana spent to cast Jeleva.
Whenever 《Jeleva》 attacks, you may cast an instant or sorcery card exiled with it without paying its mana cost.
FT:「いつやるのか。今でしょ。」
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●概要
EDH用のカードです。レガシーやヴィンテでもリーガルになるでしょう。EDHだと唱えるために支払うマナ・コストが頻繁に増大していくのでX=4,6,8,‥と次第に増えていきます。
●CIP能力のX
唱えるために支払うマナ・コストは通常過払いをできなくなっているため、通常はX=4しか選択肢がありません。しかし《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》などでコストが増減したらXにも反映されます。対して《目くらまし/Daze》のようなカードでマナの支払いを要求されて払った場合、唱えるためのマナが変化したわけではありませんのでXに影響を与えません。手札から直接出す効果で出したりブリンクしたりして唱えずに何らかの方法で戦場に出た場合、X=0として計算されます。
●CIP能力の効果
自分を含む各プレイヤーがライブラリーを追放します。この際あまり重要ではないですが、ライブラリーを追放するのはAPNAP順です。つまり2人対戦であなたがあなたのターンに《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》を唱えて戦場に出した場合はあなたが追放してから対戦相手が追放します。この能力は対象を取っておらず、プレイヤーが《神聖の力線/Leyline of Sanctity》や《ルーンの光輪/Runed Halo》などの効果で被覆や呪禁やプロテクションを持っていても関係ありません。
●カード名の略記
英語版のテキストには《Jeleva, Nephalia’s Scourge》ではなく単に《Jeleva》と記載されていますが、この略記はそのカード自身を表します。他のいくつかの伝説のクリーチャーも同様の略記がされています。日本語版のテキストには影響しません。
●サボタージュ能力のタイミング
攻撃クリーチャーを宣言するのは攻撃クリーチャー指定ステップのターン起因処理であり、このステップに移行してからは攻撃すること自体を防げるタイミングがありません。攻撃クリーチャーとして宣言された時点でサボタージュ能力が誘発し、その後《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》が除去されたとしても誘発型能力自体は解決されます。他の多くのサボタージュ能力と違いこの能力は戦闘ダメージを実際に与えるまで待つわけではないのでブロッククリーチャーの指定より前に解決されます。サボタージュ能力の誘発自体を防ぎたいのであれば戦闘開始ステップで優先権を放棄せずに《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》を除去するなどする必要があります。
●サボタージュ能力の効果
サボタージュ能力で唱えられるインスタントやソーサリーは自身のCIP能力で追放したカードのみです。そのカードのオーナーは《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》のコントローラーと同じである必要はありません。CIP能力の解決中にその選んだカードを唱えさせるので、カードを唱えるタイミングについてのルールは無視され、またマナ・コストを支払わなくてもいいので《祖先の幻視/Ancestral Vision》のようにマナ・コストを持たないカードも唱えられます。また唱えられるのは1回の攻撃宣言につき1枚のインスタントまたはソーサリーまでです。二段攻撃を得ても1枚しか唱えられませんし、追加の戦闘フェイズを得てアンタップしてからもう1度攻撃した場合はまた1枚唱えられます。
●領域の移動に関するルール
サボタージュ能力でカードを唱えさせる場合、それは追放領域から離れてスタックに乗り、そして解決に際し墓地にいきます。領域を移動したオブジェクトは別のオブジェクトとみなされるので、墓地にいったそのカードを再び追放したりそもそも置換効果などで墓地に落ちずに直接追放領域に移動したとしても、既にスタックに移動した時点で別のオブジェクトになっているためもうサボタージュ能力では唱えられません。ちなみに追放領域のオブジェクトを同じく追放領域に移動させる効果がある場合、見た目のゲームの状態は変化しませんが例外的にそのオブジェクトは別のオブジェクトになるというルールがあります。
●ストリオン共鳴体との関係
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》のルーリングについては過去の記事(http://himajin.diarynote.jp/201307051908453646/)を参照下さい。関連する能力についてのルーリングが[M14]から整備されます。CIP能力のほうを《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》でコピーした場合は2度追放することになりますが、2回のCIP能力のどちらで追放されたかに関係なくサボタージュ能力で1枚だけ唱えられます。サボタージュ能力のほうをコピーした場合は特に問題なく2枚唱えられます。
《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》 (3)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー - ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたが《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》を唱えたとき、《カー砦のコボルド/Kobolds of Kher Keep》という名前の赤の0/1のコボルド(Kobold)クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。Xは《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》を唱えるために支払ったマナの点数である。
他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
Flying
When you cast 《Prossh, Skyraider of Kher》, put X 0/1 red Kobold creature tokens named 《Kobolds of Kher Keep》 onto the battlefield, where X is the amount of mana spent to cast Prossh.
Sacrifice another creature: Prossh gets +1/+0 until end of turn.
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●概要&CIP能力のX
《ネファリアの災い魔、ジェレヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》と同様です。
●トークンの特性
CIP能力で戦場に出るトークンは《カー砦/Kher Keep》という土地の起動型能力で戦場に出るトークンと名前を含め全特性が同じです。そしてそれらのトークンは《Kobolds of Kher Keep》(日本語名なし)というカードとマナ・コストと色指標以外すべて同じ特性を持ち、いずれも《Rohgahh of Kher Keep》というカードの効果で参照され+2/+2修整を受けます。MTGに存在するカード名を名前に持つトークンということになるので《ルーンの光輪/Runed Halo》でトークン名を指定することができ、その場合は当然トークンからのダメージを軽減することができます。《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》でトークンや《Kobolds of Kher Keep》のパーマネント・カードを対象にした場合は《カー砦/Kher Keep》から出たトークンも《カーの空襲部隊、プロッシュ/Prossh, Skyraider of Kher》から出たトークンも《Kobolds of Kher Keep》のパーマネント・カードもすべて破壊されます。
●起動型能力
コストとして生け贄に捧げられるのは自身の出したトークンに限りません。貴重なサクリ台ジェネラルとして何とか悪用して下さい。
コメント
その部分を読み飛ばしていました。すみません。
それと最後の方の流されるトークンの種類がドラゴンから出たトークンではなく吸血鬼からになってますよ。
注意書きが長いので読みづらいことは把握してます。
あ、2つのカード名混同してましたね。ありがとうございます直します。