【カード紹介】《無秩序/Disorder》
2013年9月2日 カード紹介 コメント (2)目次 http://himajin.diarynote.jp/201103131200449531/
カード紹介一覧 http://himajin.diarynote.jp/201108012306394608/
飛行トークン対策一覧 http://himajin.diarynote.jp/201203262058431693/
デッキ一覧 http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
こんにちわ。怪物化と神々のお陰でモミールとEDHへの期待感が高まっているひまじんです。もちろんレガシーも楽しみですね。さて、ものすごくスポイラーが更新されましたね。さっき帰宅してまだ何が増えたのか確認できてないのですが。更新履歴をもっと見れる機能あったらいいですよね。
ここのところずっと堅苦しいルールの記事書いてばかりでしたし、ストックしてたいつも通りのカジュアルネタを。というかそろそろスポイラーが加速してくるとルールの記事を書くのが間に合わなくなってきますからせいぜいあと1・2回ですかねえ。主に新システムに注目してルールをチェックしてますから他のカードも今までの記事見れば何となく分かりそうですしね。何か書いて欲しいカードがあれば書きますが✧(ゝω・)v
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
別段すごいことが書いてあるカードではないですが、そこそこかゆいところに手が届きます。とりあえずアグロ系のデッキが《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を前にダメージレースが不安になって攻めあぐねたり、ブロッカーは用意したもののターン返すと単体除去が不安だから何とかしたい!というときに使いたい感じです。他にも《未練ある魂/Lingering Souls》や《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》のトークンを薙ぎ払ったり、単に小粒を並べてくるデッキの
《ルーンの母/Mother of Runes》
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
辺りを流したり、と効く相手にはそこそこ効きます。
今回は長所・短所・使い方、そしてアグロのサイドとして類似の機能を持ちうる
《紅蓮地獄/Pyroclasm》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
《Anarchy》
《上天の閃光/AEther Flash》
《Pyrokinesis》
と比較してみましょう。その他一部のデッキに《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》や《鞭打ち炎/Whipflare》や《炎渦竜巻/Firespout》などが使われることもありますがそれらは通常のアグロには入らないのでここでは無視します。
【長所】
1.ボード差を作りやすい
影響範囲が狭いので、構築の段階でさほど気を付けなくても自陣には影響がないようにでき、ビートのサイドにすんなり入ります。これは《紅蓮地獄/Pyroclasm》や《火山の流弾/Volcanic Fallout》や《上天の閃光/AEther Flash》にはない利点です。
2.軽い
シングルシンボルの2マナはだいぶ軽いので、アグロの展開を阻害しません。また2マナなら単体除去でも運用できるコストなので、序盤にシステムクリーチャーである《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》や《ルーンの母/Mother of Runes》がアクティブになる前にテンポロスなく焼くことができますし、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》をとっとと焼きたい場合にも他の全体火力ほど足止めさせられません。いずれも《火山の流弾/Volcanic Fallout》や《Anarchy》や《上天の閃光/AEther Flash》にない利点です。
3.アド得しやすい
最低1対1交換ですしあわよくば多対1交換できます。これは単体除去として使うとアド損して数が増えると一掃できなくなる《Pyrokinesis》にはない利点です。ゴブリン/Goblinとかで使う《Pyrokinesis》は手札のアドをボードに一気に還元する点でまるで別ですが。
4.プレイヤーにもダメージが飛ぶ
相手に白いクリーチャーがいれば一応2点飛ばせるので、最後の一押しになったりPWに当てたりできます。これは《紅蓮地獄/Pyroclasm》や《Anarchy》や《上天の閃光/AEther Flash》にない利点です。
【短所】
5.効果が狭い
これで対処できないカードがいっぱいあります。ただそれに尽きます。特に部族デッキに対しては何ら回答になりませんし、白のファッティと置物にも全く触れられません。これは《紅蓮地獄/Pyroclasm》、《火山の流弾/Volcanic Fallout》、《Anarchy》、《上天の閃光/AEther Flash》、《Pyrokinesis》に劣る点です。
6.インパクトが薄い
これをサイドインする必要があるのは、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》か《未練ある魂/Lingering Souls》が入っていてボードコントロール力のあるデッキか、単に白い小粒の多いマーベリック/Maverickとデスアンドタックス/Death&Tax辺になるでしょう。いずれも《無秩序/Disorder》による一時的なクロック一掃がそこまでゲームを決めずすぐ持ち直せるかもしれないデッキですので、部族に対する序盤の足止めほどの威力ではありません。結局は効果の狭さに起因する要素なわけですが、サイドに1枚割くというのは広さかインパクトの大きさのいずれかが欲しいでしょう。これもまた《紅蓮地獄/Pyroclasm》、《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》、《火山の流弾/Volcanic Fallout》、《Anarchy》、《上天の閃光/AEther Flash》、《Pyrokinesis》に劣る点です。
【使い方】
まず1と5は表裏一体です。効果が狭いゆえにアグロで運用しやすく、効果が狭いゆえに効く相手が限られる。効果が狭いという特徴をうまく活かす形で《無秩序/Disorder》を運用するには、
a.アグロなデッキで使う
b.自分には影響ないようにする
c.メインには優秀な単体除去を多く割く
d.ゲームを過度に長期化させないデッキにする
e.メタを意識する
の5点が大切です。
まずaは今回の記事の前提でしてアグロじゃなければ他に全体除去は色々ありますし、bも言わずもがなですね。
cはメインからある程度ボードに干渉できるようにした上で対処できるという状況にした上で、メインの単体除去では対処できない《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》などにしっかり触れるようにするために《無秩序/Disorder》を運用する形を目指すということです。合目的的なサイド選択ですね。もちろんメインに単体除去を多く割くというは単純な話ではなく、まず
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
《突然の衰微/Abrupt Decay》
のように広範囲にクロックに対処できる主要除去を4~5枚なり積んだ上で、それに追加で腐ることのない除去、例えば
《稲妻/Lightning Bolt》
《Chain Lightning》
のようなプレイヤーやPWを狙える優良火力、
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
《名誉回復/Vindicate》
のようなクリーチャーへのプレッシャー以外の機能を持った汎用カードを補助除去としてある程度積むといいでしょう。主要除去を積みすぎると相手次第では腐りますし、補助除去は火力ならば軽くて腐らないのでいっぱい入れられますが汎用除去は基本的にもっさりしているのでデッキのマナ状況と相談です。これくらいしておけば《無秩序/Disorder》の効果の狭さが無視でき、アグロ対アグロで「クリーチャーと除去を連打してしてボード差を広げていく」という理想が築きやすくなるでしょう。
dも大事でして、6で指摘したように《無秩序/Disorder》を打って場を収めたところでこちらの攻め手がないようではすぐにボードを復旧させられてしまいますし、そもそもこちらが継続的な攻めを期待できないならば他の全体除去でいいわけです。
最後にeですね。私がこのカードを上げたのはあくまで単体除去でボードを捌きたいアグロが《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をどう対処するか、REB系や他の全体除去に出来ないことは何かと考えた上での選択です。別に《無秩序/Disorder》を使う必要のないデッキや環境ならサイドインする機会もないでしょう。そこまで広くないサイドを採用する以上、目的を明確に意識しなければいけません。
【比較】
長所・短所で挙げた6つの項目について各カードの性質を比較するだけです。
今回見た《無秩序/Disorder》のデータ
【採用デッキの例】
赤くて、優良単体除去が多いアグロで、自分は《無秩序/Disorder》の影響を受けないデッキでかつ《無秩序/Disorder》を入れる価値のあるデッキとなるとまずは
ズー/Zoo(火力多め型)
ジャンド/Jund(ハンデスよりボードを丁寧に捌くことを重視)
カウンターバーン/Counter Burn
辺りでしょうか。ズー/Zooにも白いクロックはいますが石鍛冶パッケージを含まないのなら《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》や《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》や《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》のようにさほど《無秩序/Disorder》で被害を受けないカードばかりなので問題なく運用できますし、火力多めであれば普通の型より《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》に対処しにくいのでその分《無秩序/Disorder》の価値があります。多めのハンデスでゲームメイクすることよりきっちりボードに触っていくことを重視した型のジャンド/Jundでしたらボード差を広げられる《無秩序/Disorder》は噛み合ってますし、布告ケアされているときにも《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を流せるのはいいですね。火力でライフに圧迫したいカウンターバーン/Counter Burnも基本的には1対1交換をし続けたくないにも関わらず時には火力2枚でファッティを仕留めなきゃいけないこともあるタイトなアーキタイプなだけに、《無秩序/Disorder》のようなプレイヤーにダメージを与えつつ一方的にボードに触れる全体火力というのは案外合うんじゃないでしょうか?まあ青いデッキ考えるのはニガテなのでこれは適当です(¦3_ )=
以上が使い方で紹介している活用法に合致できるデッキですが、それ以外にも単に追加のボードアド手段が欲しい
レッドデス/Red Death
グルールアグロ/Gruul Aggro
忍者/Ninja
やクリーチャー主体のバーン/Burnなどでもメタりたいデッキがあれば活躍させられるのではないでしょうか。また既存のアーキタイプではないので変則的ではありますが火力満載の赤単ストンピィ/Mono Red Stompy(つまり普通のドラゴンストンピィ/Dragon Stompyとは別物です)なんてものを考えると《無秩序/Disorder》を運用する価値があると思います。
赤単ライトニングストンピィhttp://himajin.diarynote.jp/201307182350314313/
カード紹介一覧 http://himajin.diarynote.jp/201108012306394608/
飛行トークン対策一覧 http://himajin.diarynote.jp/201203262058431693/
デッキ一覧 http://himajin.diarynote.jp/201102172159081800/
こんにちわ。怪物化と神々のお陰でモミールとEDHへの期待感が高まっているひまじんです。もちろんレガシーも楽しみですね。さて、ものすごくスポイラーが更新されましたね。さっき帰宅してまだ何が増えたのか確認できてないのですが。更新履歴をもっと見れる機能あったらいいですよね。
ここのところずっと堅苦しいルールの記事書いてばかりでしたし、ストックしてたいつも通りのカジュアルネタを。というかそろそろスポイラーが加速してくるとルールの記事を書くのが間に合わなくなってきますからせいぜいあと1・2回ですかねえ。主に新システムに注目してルールをチェックしてますから他のカードも今までの記事見れば何となく分かりそうですしね。何か書いて欲しいカードがあれば書きますが✧(ゝω・)v
私の好きなカード、もといあまり注目されていないカードや多くの人が注目しているけど未だ大きな結果は残していないカード、昔は使われていたのに今はメタ的に奮わないカード、それを活かせるデッキさえ登場すれば活躍しそうなカードなど、いわゆるワンチャンカードを主にレガシー目線で紹介していきます。
《無秩序/Disorder》 (1)(赤)
ソーサリー
無秩序は、白の各クリーチャーと白のクリーチャーをコントロールする各プレイヤーにそれぞれ2点のダメージを与える。
別段すごいことが書いてあるカードではないですが、そこそこかゆいところに手が届きます。とりあえずアグロ系のデッキが《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を前にダメージレースが不安になって攻めあぐねたり、ブロッカーは用意したもののターン返すと単体除去が不安だから何とかしたい!というときに使いたい感じです。他にも《未練ある魂/Lingering Souls》や《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》のトークンを薙ぎ払ったり、単に小粒を並べてくるデッキの
《ルーンの母/Mother of Runes》
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
辺りを流したり、と効く相手にはそこそこ効きます。
今回は長所・短所・使い方、そしてアグロのサイドとして類似の機能を持ちうる
《紅蓮地獄/Pyroclasm》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
《Anarchy》
《上天の閃光/AEther Flash》
《Pyrokinesis》
と比較してみましょう。その他一部のデッキに《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》や《鞭打ち炎/Whipflare》や《炎渦竜巻/Firespout》などが使われることもありますがそれらは通常のアグロには入らないのでここでは無視します。
【長所】
1.ボード差を作りやすい
影響範囲が狭いので、構築の段階でさほど気を付けなくても自陣には影響がないようにでき、ビートのサイドにすんなり入ります。これは《紅蓮地獄/Pyroclasm》や《火山の流弾/Volcanic Fallout》や《上天の閃光/AEther Flash》にはない利点です。
2.軽い
シングルシンボルの2マナはだいぶ軽いので、アグロの展開を阻害しません。また2マナなら単体除去でも運用できるコストなので、序盤にシステムクリーチャーである《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》や《ルーンの母/Mother of Runes》がアクティブになる前にテンポロスなく焼くことができますし、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》をとっとと焼きたい場合にも他の全体火力ほど足止めさせられません。いずれも《火山の流弾/Volcanic Fallout》や《Anarchy》や《上天の閃光/AEther Flash》にない利点です。
3.アド得しやすい
最低1対1交換ですしあわよくば多対1交換できます。これは単体除去として使うとアド損して数が増えると一掃できなくなる《Pyrokinesis》にはない利点です。ゴブリン/Goblinとかで使う《Pyrokinesis》は手札のアドをボードに一気に還元する点でまるで別ですが。
4.プレイヤーにもダメージが飛ぶ
相手に白いクリーチャーがいれば一応2点飛ばせるので、最後の一押しになったりPWに当てたりできます。これは《紅蓮地獄/Pyroclasm》や《Anarchy》や《上天の閃光/AEther Flash》にない利点です。
【短所】
5.効果が狭い
これで対処できないカードがいっぱいあります。ただそれに尽きます。特に部族デッキに対しては何ら回答になりませんし、白のファッティと置物にも全く触れられません。これは《紅蓮地獄/Pyroclasm》、《火山の流弾/Volcanic Fallout》、《Anarchy》、《上天の閃光/AEther Flash》、《Pyrokinesis》に劣る点です。
6.インパクトが薄い
これをサイドインする必要があるのは、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》か《未練ある魂/Lingering Souls》が入っていてボードコントロール力のあるデッキか、単に白い小粒の多いマーベリック/Maverickとデスアンドタックス/Death&Tax辺になるでしょう。いずれも《無秩序/Disorder》による一時的なクロック一掃がそこまでゲームを決めずすぐ持ち直せるかもしれないデッキですので、部族に対する序盤の足止めほどの威力ではありません。結局は効果の狭さに起因する要素なわけですが、サイドに1枚割くというのは広さかインパクトの大きさのいずれかが欲しいでしょう。これもまた《紅蓮地獄/Pyroclasm》、《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》、《火山の流弾/Volcanic Fallout》、《Anarchy》、《上天の閃光/AEther Flash》、《Pyrokinesis》に劣る点です。
【使い方】
まず1と5は表裏一体です。効果が狭いゆえにアグロで運用しやすく、効果が狭いゆえに効く相手が限られる。効果が狭いという特徴をうまく活かす形で《無秩序/Disorder》を運用するには、
a.アグロなデッキで使う
b.自分には影響ないようにする
c.メインには優秀な単体除去を多く割く
d.ゲームを過度に長期化させないデッキにする
e.メタを意識する
の5点が大切です。
まずaは今回の記事の前提でしてアグロじゃなければ他に全体除去は色々ありますし、bも言わずもがなですね。
cはメインからある程度ボードに干渉できるようにした上で対処できるという状況にした上で、メインの単体除去では対処できない《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》などにしっかり触れるようにするために《無秩序/Disorder》を運用する形を目指すということです。合目的的なサイド選択ですね。もちろんメインに単体除去を多く割くというは単純な話ではなく、まず
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
《突然の衰微/Abrupt Decay》
のように広範囲にクロックに対処できる主要除去を4~5枚なり積んだ上で、それに追加で腐ることのない除去、例えば
《稲妻/Lightning Bolt》
《Chain Lightning》
のようなプレイヤーやPWを狙える優良火力、
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
《名誉回復/Vindicate》
のようなクリーチャーへのプレッシャー以外の機能を持った汎用カードを補助除去としてある程度積むといいでしょう。主要除去を積みすぎると相手次第では腐りますし、補助除去は火力ならば軽くて腐らないのでいっぱい入れられますが汎用除去は基本的にもっさりしているのでデッキのマナ状況と相談です。これくらいしておけば《無秩序/Disorder》の効果の狭さが無視でき、アグロ対アグロで「クリーチャーと除去を連打してしてボード差を広げていく」という理想が築きやすくなるでしょう。
dも大事でして、6で指摘したように《無秩序/Disorder》を打って場を収めたところでこちらの攻め手がないようではすぐにボードを復旧させられてしまいますし、そもそもこちらが継続的な攻めを期待できないならば他の全体除去でいいわけです。
最後にeですね。私がこのカードを上げたのはあくまで単体除去でボードを捌きたいアグロが《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をどう対処するか、REB系や他の全体除去に出来ないことは何かと考えた上での選択です。別に《無秩序/Disorder》を使う必要のないデッキや環境ならサイドインする機会もないでしょう。そこまで広くないサイドを採用する以上、目的を明確に意識しなければいけません。
【比較】
長所・短所で挙げた6つの項目について各カードの性質を比較するだけです。
1.ボード差の作りやすさ
2.軽さ
3.アド得しやすさ
4.プレイヤーへのダメージが飛びやすさ(?)
5.効果の広さ
6.インパクトの強さ
備考:何か特徴
今回見た《無秩序/Disorder》のデータ
《無秩序/Disorder》を基準とすると、他のカードたちは以下の様な感じではないでしょうか。ちなみに5と6でマナ以外の効果が上回っていても評価が逆転してたりするのはサイドインする相手が違うことも考慮した結果です。
1.○2.◎3.○4.△5.×6.×
備考:アタッカーやブロッカーを立てつつ流せる。
《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1.△2.◎3.△4.×5.◎6.◎
備考:対部族ではやっぱりこれですかねえ。
《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1.○2.○3.○4.△5.△6.○
備考:出た時点で仕事をして強いけどトラフトが‥。
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
1.△2.△3.△4.◎5.○6.◎
備考:打ち消されないもインスタントも偉大。
《Anarchy》
1.○2.×3.○4.×5.○6.◎
備考:ファッティとPWと置物割れるのはすごい。
《上天の閃光/AEther Flash》
1.△2.×3.△4.×5.○6.◎
備考:ロック寄りなのでアドとかそういう勘定じゃないですね。
《Pyrokinesis》
1.◎2.◎3.△4.×5.◎6.◎
備考:手札があふれるデッキには最適。
【採用デッキの例】
赤くて、優良単体除去が多いアグロで、自分は《無秩序/Disorder》の影響を受けないデッキでかつ《無秩序/Disorder》を入れる価値のあるデッキとなるとまずは
ズー/Zoo(火力多め型)
ジャンド/Jund(ハンデスよりボードを丁寧に捌くことを重視)
カウンターバーン/Counter Burn
辺りでしょうか。ズー/Zooにも白いクロックはいますが石鍛冶パッケージを含まないのなら《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》や《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》や《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》のようにさほど《無秩序/Disorder》で被害を受けないカードばかりなので問題なく運用できますし、火力多めであれば普通の型より《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》に対処しにくいのでその分《無秩序/Disorder》の価値があります。多めのハンデスでゲームメイクすることよりきっちりボードに触っていくことを重視した型のジャンド/Jundでしたらボード差を広げられる《無秩序/Disorder》は噛み合ってますし、布告ケアされているときにも《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を流せるのはいいですね。火力でライフに圧迫したいカウンターバーン/Counter Burnも基本的には1対1交換をし続けたくないにも関わらず時には火力2枚でファッティを仕留めなきゃいけないこともあるタイトなアーキタイプなだけに、《無秩序/Disorder》のようなプレイヤーにダメージを与えつつ一方的にボードに触れる全体火力というのは案外合うんじゃないでしょうか?まあ青いデッキ考えるのはニガテなのでこれは適当です(¦3_ )=
以上が使い方で紹介している活用法に合致できるデッキですが、それ以外にも単に追加のボードアド手段が欲しい
レッドデス/Red Death
グルールアグロ/Gruul Aggro
忍者/Ninja
やクリーチャー主体のバーン/Burnなどでもメタりたいデッキがあれば活躍させられるのではないでしょうか。また既存のアーキタイプではないので変則的ではありますが火力満載の赤単ストンピィ/Mono Red Stompy(つまり普通のドラゴンストンピィ/Dragon Stompyとは別物です)なんてものを考えると《無秩序/Disorder》を運用する価値があると思います。
赤単ライトニングストンピィhttp://himajin.diarynote.jp/201307182350314313/
コメント
普段はウィッシュボード、ウィッシュなしならメインに入れてます。
エンチャ等、赤黒さわれない奴が白に多いので凄く便利です。
REB系を入れる人は多いですけど白対策メインというのも赤黒ならではで面白そうですねw